子どもが英語動画に飽きるときは、同じ動画を無理に見せ続けるより、内容・長さ・見方を子どもに合わせて変えることが対策になります。英語が難しすぎる、動画が長い、見るだけになっているといった原因を分けて考えると、続けやすい方法を選べます。
子どもが英語動画に飽きる主な理由
飽きたように見えても、英語そのものが嫌いとは限りません。次のような理由が考えられます。
- 英語の内容が難しく、意味が分からない
- 同じ動画を何度も見て、新鮮さがなくなった
- 動画が長く、集中が続かない
- 興味のないキャラクターやテーマである
- 見るだけで、子どもが参加する場面がない
- 疲れている、ほかに遊びたいことがある
特に、動画の内容をほとんど理解できない状態では、英語を聞くことが「楽しい活動」ではなく「分からない音を聞き続ける時間」になりやすいと考えられます。
英語動画に飽きるときの対策
1. 子どもの好きなテーマに変える
英語の学習目的だけで動画を選ばず、子どもが普段から興味を持っているテーマを優先します。動物、乗り物、料理、歌、工作、スポーツなど、関心のある内容なら英語でも見たい気持ちが生まれやすくなります。
動画を探すときは「英語の勉強になるか」だけでなく、次の点を確認します。
- 子どもが登場人物やテーマを好きか
- 映像だけでも内容の流れが分かるか
- 話す速さや単語が年齢に合っているか
- 音量や表現に問題がないか
2. 動画を短く区切る
最後まで見せることを目標にせず、短い場面で区切ってください。数分程度で終わる動画や、1本の動画の一部だけを見る方法でも問題ありません。
途中で集中が切れる場合は、動画を止めて「何が出てきたかな」「この動物は何と言っているかな」と声をかけます。長時間見続けるより、短い時間でも内容に反応しながら見るほうが、子どもに合うことがあります。
3. 何度も見る動画と、新しい動画を組み合わせる
同じ動画を繰り返し見ることは、必ずしも悪いことではありません。内容を予測できるため、英語の音や表現を聞き取りやすくなるからです。
ただし、同じ動画だけで飽きているなら、次のように組み合わせます。
- 最初に、子どもが好きな定番動画を見る
- 次に、短い新しい動画を1本だけ試す
- 反応がよければ、別の日にもう一度見る
新しい動画を毎回たくさん見せるのではなく、安心して見られる動画を残しながら少しずつ変えるのがポイントです。
4. 見るだけにせず、親子でまねをする
英語動画の途中で、歌や動作を一緒にまねすると、受け身の視聴になりにくくなります。すべての英語を理解させようとせず、短い言葉や動作だけを取り入れます。
- 歌の決まったフレーズを一緒に言う
- 登場人物の動きをまねする
- 動画に出てきた動物や色を指さす
- 動画の場面をおもちゃで再現する
- 見終わった後に、好きだった場面を聞く
子どもが声を出したがらない場合は、無理に発音させなくても構いません。指さしや動作だけでも、動画への参加になります。
5. 字幕や再生速度は年齢と理解度で調整する
字幕を付ければ必ず分かりやすくなるとは限りません。文字を読むことに慣れていない子どもにとっては、映像と字幕を同時に追うことが負担になる場合があります。
まずは映像と音だけで様子を見て、理解が難しそうなら日本語で内容を補足します。字幕や再生速度を使う場合も、子どもが見やすく、疲れにくい設定を選んでください。
6. 動画を見る時間と終わり方を決める
いつ終わるか分からない状態では、子どもも親も負担になりやすくなります。見る前に「今日は1本」「この歌が終わったらおしまい」のように、終わりを具体的に伝えます。
終了時に毎回もめる場合は、次の方法を試せます。
- 見る動画の本数や終了の合図を先に伝える
- タイマーや画面の終了表示を使う
- 終わった後にする遊びを決めておく
- 終了後に「何が面白かった?」と短く振り返る
動画を長く見せれば、英語に慣れる効果が高まると決めつける必要はありません。子どもが嫌がる前に終えるほうが、次回も見やすくなる場合があります。
英語動画の選び方を変える目安
動画を変えるか迷ったら、子どもの反応を次のように見ます。
| 子どもの様子 | 試しやすい対策 |
|---|---|
| 動画を見始めてもすぐに離れる | 長さを短くし、好きなテーマを選ぶ |
| 映像は見るが、表情がなく反応しない | 内容の難しさや話す速さを下げる |
| 同じ動画だけは喜んで見る | 定番動画を残し、新しい動画を少しだけ加える |
| 歌や動きには反応する | 歌・ダンス・まねしやすい動画を選ぶ |
| 動画の後に英語を嫌がる | 視聴時間を短くし、学習らしい声かけを減らす |
同じ動画でも、年齢やその日の体調によって反応は変わります。1回で合わないと判断せず、時間帯や長さを変えて試す方法もあります。
英語動画を無理に続けないほうがよいケース
子どもが毎回強く嫌がるなら、いったん動画を休んでも問題ありません。英語に触れる方法は、動画だけではないからです。
- 英語の歌を音声だけで流す
- 絵本を一緒に見る
- 英語の手遊びやゲームをする
- 身近な物の名前を英語で聞いてみる
- 英語の短いフレーズを遊びに取り入れる
動画を再開するときは、子どもが興味を示したタイミングで、短い内容から始めます。英語を続けるために大切なのは、毎回長く見ることよりも、嫌な時間にしないことです。
子どもが英語動画に飽きたときの考え方
まずは、好きなテーマの短い動画に変え、親子で歌や動きをまねすることから試してください。同じ動画を繰り返す方法も活用しながら、新しい動画は少しずつ加えます。
それでも嫌がる場合は、英語動画を休んで、歌や絵本など別の方法に切り替えます。子どもの年齢、興味、理解度、体調に合う形へ調整することが、無理なく英語に触れるための基本です。>







