小学生が英語動画でリスニングを練習するときは、短くて内容を予想しやすい動画を、同じ手順で何度も聞く方法が向いています。最初からすべてを聞き取ろうとせず、「何の話か分かる」「知っている単語が聞こえる」ことを目標にしましょう。
小学生の英語動画リスニングに向いている動画
動画は、子どもが内容を理解しやすく、英語の音声がはっきりしているものを選びます。難しすぎる動画を長時間見るより、短い動画を繰り返し聞くほうが練習しやすくなります。
- 1本が数分程度で、話の場面が想像しやすい
- あいさつ、数字、色、食べ物など知っている内容が出てくる
- 話す速さが極端に速くない
- 映像だけでも大まかな内容が分かる
- 英語字幕や日本語の補助が必要に応じて使える
歌、短いアニメ、手遊び、絵本の読み聞かせなどは、映像や動作と英語が結びつきやすいため、初めての練習にも使いやすい素材です。
英語動画を使ったリスニング練習の手順
同じ動画を「見る」「聞く」「まねする」の順に使うと、聞き取った英語を確認しやすくなります。次の手順を、1本の動画につき無理のない範囲で行いましょう。
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映像を見て内容を予想する
最初は英語を全部理解しようとせず、登場人物や場面を見ます。「何をしている動画かな」と考えるだけで十分です。
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字幕なしで英語を聞く
知っている単語や、何度も出てくる音を探します。聞き取れなくても、動画全体の意味が少し分かれば問題ありません。
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英語字幕で音と文字を確かめる
英語字幕がある場合は、聞こえた音と文字を比べます。すべての単語を暗記するのではなく、短い表現を2〜3個選んで確認します。
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短いフレーズをまねして言う
動画を一時停止し、登場人物の発音やリズムをまねします。発音を完全に同じにするより、英語の音の流れをまねることを意識します。
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最後に字幕なしでもう一度見る
最初より聞き取れる単語が増えたか、内容を説明できるかを確認します。少しでも分かるようになっていれば、その日の練習は完了です。
字幕はどのように使えばよい?
字幕は、最初から表示し続けるのではなく、聞き取れなかった部分を確かめるために使うと効果的です。ただし、英語字幕の読み取りが難しい子どもに無理をさせる必要はありません。
| 子どもの状態 | 字幕の使い方 |
|---|---|
| 英語を始めたばかり | 映像を見た後、必要な場面だけ日本語で内容を確認する |
| 知っている単語が少し聞こえる | 英語字幕で短いフレーズと音を照らし合わせる |
| 簡単な英文を読める | 英語字幕を見ながら聞き、その後に字幕なしで聞く |
日本語字幕に頼りすぎると、英語の音より日本語の文字を追うことがあります。日本語字幕は内容確認に使い、練習の中心は英語音声にするとよいでしょう。
1回の練習時間と続け方
小学生のリスニング練習は、長時間続けるよりも、集中できる短い時間で終えることが大切です。例えば、次のような流れにします。
- 動画を選ぶ:1分
- 字幕なしで見る:1回
- 英語字幕で確認する:1〜2回
- 短いフレーズをまねする:数分
- 字幕なしで仕上げに聞く:1回
毎日できない場合でも、同じ動画を数日に分けて繰り返せます。子どもが「もう一度見たい」と思える動画を選ぶほうが、難しい教材を無理に続けるより取り組みやすいでしょう。
聞き取れないときの見直し方
英語動画がほとんど聞き取れない場合は、子どもの能力だけでなく、動画の難しさが合っていない可能性があります。次の点を見直してください。
- 動画の話す速さが速すぎないか
- 知らない単語や表現が多すぎないか
- 1本の動画が長すぎないか
- 音楽や効果音で英語が聞きにくくなっていないか
- 字幕を読むことが負担になっていないか
調整しても難しい場合は、短い動画に変える、歌や絵本の読み聞かせを選ぶ、扱うフレーズを1つに絞るといった方法があります。聞き取れない部分を何度も再生するだけでなく、まずは内容が分かりやすい素材に戻ることも大切です。
保護者ができる声かけ
練習後は、英語をどれだけ正確に訳せたかよりも、「何が聞こえたか」「どんな場面だったか」を聞いてみましょう。例えば、次のような声かけができます。
- 「どの単語が聞こえた?」
- 「誰が何をしていた?」
- 「まねして言えそうな言葉はある?」
- 「最初に見たときより分かったところはある?」
間違いをすぐに直し続けると、動画を見ること自体が負担になる場合があります。まずは聞こえたことや、英語をまねできたことを認め、必要な表現だけ一緒に確認しましょう。
小学生の英語動画リスニング練習で意識すること
英語動画を使うときは、動画をたくさん見せることよりも、内容を理解しやすい短い動画を、音声に注目しながら繰り返すことがポイントです。
最初に字幕なしで内容を予想し、英語字幕で聞こえた音を確かめ、最後に短い表現をまねしてみましょう。子どもが無理なく続けられる難しさと長さから始めると、リスニング練習を習慣にしやすくなります。







